このコラムはねんねのプロ、よこだすみれ/SLEEP CLOVERが書いています。
今までのコラムで何度も『ネントレ』と言う言葉が出て来ていますが、今回お話しするネントレはセルフねんね(大人の手を借りず、1人で眠る)をゴールとする睡眠改善方法です。
今このコラムを見てくださっているということは、少しでもネントレやセルフねんねに興味があったり、ネントレに挑戦したいと思っているのでしょう!
ぜひ最後までご覧になり、セルフねんねを獲得し、ママパパの自由時間を手に入れてくださいね。
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1.ねんねトレーニングを始める条件
ネントレを始めるにはいくつかの条件をクリアする必要があります。
もしクリア出来なかったとしても、睡眠改善が出来ないという訳ではありませんが、不安要素がある中でのネントレは危険ですので、ねんねのプロに相談しよう!
生後6ヶ月以降である(早産の場合は修正月齢6ヶ月以降)
ねんねトレニーングの安全性や愛着関係への影響などを研究したものが生後6ヶ月以降を対象としているため。もちろん愛着関係への悪影響がない事は研究で証明されていますよ。
睡眠環境が安全に保たれている
普段と違うことをするので、赤ちゃんや子どもどういった反応するのかわかりません。
そんな時に寝ている環境が安全である事が、親にとって安心してネントレ に挑めるポイントになりますよ!詳しいチェックポイントはこれだけでぐっすり!?「赤ちゃんの快眠環境」 | ネントレ前に見落としがちなことを見てくださいね。
ネントレ期間(2週間程度)に外泊等の予定がない
今までの習慣を塗り替え、新たな習慣を身につけてもらうには継続が重要です。
そのためには、なるべくネントレ期間中の約2週間は外泊などの予定などは入れないようにすると、新たな習慣が身につきやすくなりますよ!
他にも以下の点には気を付けてくださいね!
・体重が右肩上がりに増えている(成長、発達が順調である)
・体調が良い
2.王道ネントレ!ファーバーメソッドのやり方
ここからはねんねトレーニングで1番有名なファーバーメソッドの方法を簡単にご紹介します!
ファーバーメソッドとは子どもの睡眠の第一人者であるリチャードファーバー医師が提唱した方法です。
ファーバーメソッドを簡単に説明すると、親が赤ちゃんの寝室から退室しセルフねんね習得を目指す方法。途中で泣いたりした場合は声かけやトントンであやしますが、過度に対応せず入室と退室を繰り返し、徐々にその間隔を広げていきます。
退室します
待機時間① | ② | ③ | |
---|---|---|---|
1日目 | 3分 | 5分 | 8分 |
2日目 | 5分 | 8分 | 10分 |
3日目 | 8分 | 10分 | 12分 |
4日目 | 10分 | 12分 | 15分 |
5日目 | 12分 | 15分 | 18分 |
6日目 | 15分 | 18分 | 20分 |
夜中に起きた時は待機時間①を計測し、泣き続けていたら上記と同じように寝室に入り、あやしたら退室しましょう。その後は就寝時のネントレと同じ対応を続けます。
添い寝で寝ていた場合は、数分間寝たふりをして、泣き続けていたらあやして、退室し、その後ネントレと同じ対応を続けます。
表の数字は目安なので、数字だけに捉われないようにあかちゃんの様子をよく観察してあげてね!
3.ここを抑えればOK!成功の秘訣
さあ、やり方はわかったところで『本当にこれでセルフねんねできるようになるの?』
と思っているそこのあなた!ネントレの方法以上に大切な、成功の秘訣をこれからお伝えします!
泣きへの理解
ねんねトレーニングで1番多い、泣き声に耐えられなくて途中で断念するパターン。
泣き声は親にとっては、なるべく聞きたくないもの。だけどなんの為にネントレをしているのか、今一度思い出してください。ただ無意味に泣かせているのではないですよね?
『寝不足でイライラ、子どもが可愛いと思えない』『寝かしつけに毎日1時間、そろそろ限界』など、現状を変えたいと思ってネントレ始めたはず。そしてこのネントレ、必ずお子さんの為にもなるんです!大人と同様、赤ちゃんも寝不足だと、日中元気もでず、授乳や離乳食も眠気でまともに取れないことも。
赤ちゃんの眠る力を引き出す事は、親にとって子どもにできる最高のプレゼントだと私は思います!
寝室を安心安全な環境に整えておく
ねんねトレーニング中はママ・パパの介入がない方がねんねトレーニングが早く終わる傾向にあります!
過度な介入とは、寝室が安全でないことによって心配して部屋に何度も戻ったり、布団からはみ出そうな赤ちゃんを何度も布団に戻したりすること。
赤ちゃんの安全がわかっていれば、何度も見に行く必要はなくなります。
これだけでぐっすり!?「赤ちゃんの快眠環境」 | ネントレ前に見落としがちなこと
同じ方法を最低でも3日継続
よくねんねトレーニングの方法を書いた育児本には「2週間続けましょう!」と書いている事が多いですが、まずは3日。
3日同じ方法でネントレをすると、何かしら良い変化があるでしょう!眠るまでの時間が短くなったり、夜泣きの回数が減ったり。
ここまでくると、もう続けるしかないですね!ゴールはすぐそこです。
4.コンサルタントの私も間違えた、失敗ポイント
ここからは育児本には載っていない、ネントレの失敗ポイント(私も我が子のネントレ で失敗しました笑)をお伝えします!
ベビーモニターとにらめっこ
初めてのネントレ。ギャン泣きの我が子。ベビーモニター で泣いてる我が子を見続ける気持ちも分かる。私もそうでした。
けど、ママ・パパまで不安そうな気持ちでネントレの対応をしていたら、赤ちゃんまでも不安な気持ちにつられちゃう。ここはドンと構えて、家事をしながら、テレビを見ながらでもOK!
私も失敗したポイント、皆さんはぜひ同じ失敗を繰り返さないでほしいです
ネントレ することを赤ちゃんに伝えない
ママ・パパはここまでで、ネントレ の事前準備はバッチリ!でも赤ちゃんは?
言葉が理解出来ないから、言わなくてもいいやではなく、赤ちゃんでも事前にネントレをすることをきちんと伝えましょう。
事前に日程が決まっているのであれば、何回でも伝えてみてくださいね。
赤ちゃんに合わせたねんねトレーニングではない
王道のファーバーメソッドですが、すべての赤ちゃんがこの通りの方法でうまく行くかというと100%そうではありません。
成功ポイントでは【同じ方法】と行ったのですが、実は例外もありねんねトレーニングのベースは変えずに一部だけ対応を変えるという事も必要なんです!
赤ちゃんは性格や眠る力、成長が一人一人違うため、みんな同じネントレ で改善しなかったり、新たなねんねトラブルを生んでしまうケースもあるんです。
この場合の原因究明はママ・パパだけの力では難しいため、ぜひねんねのプロに相談してください
5.まとめ
ここまで読んだママ・パパはもうネントレ成功間違いなし!セルフねんねを習得してくれると寝かしつけや夜泣きから開放されて、今までの生活がガラリと変わりますよ。
もし、1人で出来ない!ネントレ 期間サポートしてほしいという場合は、ねんねのプロが事前の準備からねんトレ中の疑問、その後の生活で注意すべき事まで、いつでもサポートしますよ。
応援しています!
【参考文献】
愛波文『ママと赤ちゃんのぐっすり本 「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイド』(講談社、2018年)
この記事を書いた人/よこだすみれ/SLEEP CLOVER
大阪出身/琉球ガラスの職人を目指し沖縄に移住
資格取得前からオンライン、支援センターでのねんね講座を開催。
資格取得後はマンツーマンのねんね相談をメインに、市区町村と連携し講座の開催、保育園の先生向けの講座も開催しています。
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