2人目が産まれたらどうやって寝かしつけよう?
上の子はママと添い寝しないと眠れない!
下の子は授乳しながら寝かしつける?
同時に寝かしつけ?時間差で?
そもそも寝室は全員一緒の方がよい?
赤ちゃんの夜泣きで上の子が起きない?
など、妊娠中から悩む方も多いのではないでしょうか?
最近はパパの育休取得が増えたとはいえ、まだまだママがワンオペできょうだいの寝かしつけをするご家庭も多いと思います。
きょうだいの寝かしつけは、家族の数だけやり方があります。
例えば寝室の数、上の子が1人で眠れるのかどうか、パパは寝かしつけの時間帯に在宅かどうか、夜間は哺乳瓶なのか直母で授乳かどうかなど、様々なパターンにより寝かしつけも千差万別です。
このコラムは「きょうだいと両親、誰がどこで寝る?」問題のヒントを、乳幼児の睡眠コンサルタントで3人の男の子のママである私、ライト光が我が家の事例も紹介しつつお伝えします。
新生児と幼児さんでは睡眠パターンが異なるので、事前に誰がどこに寝るのか、どのような順番で寝かしつけるのか、作戦を練ることで、子どもだけでなく親であるあなたも、より安らかな夜を過ごすことができるかもしれません!
このコラムを読み「我が家はどの形が最適なのか」考えるヒントになれば嬉しいです。
新生児の眠りの特徴はこちらを参考にしてください。
赤ちゃんが安心して眠れる場所、または親が安心して寝かせられる部屋は、我が家の場合はどの部屋なのか、も重要なポイントです。
睡眠環境を整えること、安全な寝床の作り方に関しては以下のコラムが参考になります。
【睡眠環境を整える】
【安全な寝床の作り方】
次男誕生時の部屋割り
3人の男の子(8歳、6歳、0歳)がいる我が家(アメリカ在住)の、次男が生まれるときの話です。
当時は寝室が3部屋ある家に住んでいました。我が家の場合、次男が1歳になるまで、3部屋に分ける選択をしました。
3部屋の内訳は以下のとおり。
寝室① 長男
寝室② パパ
寝室③ ママ+赤ちゃん(次男)
その時考慮した点はこちら↓
①長男(当時2歳)は1人部屋で1人で寝付くことができていた(1歳過ぎにネントレをしてセルフねんねができるようになっていた)。
②パパは片道1時間弱の車通勤だったため、安全運転のために良質な睡眠が必要だった。
③完全母乳のため、夜間授乳をしやすくしたかった。
我が家の場合は、長男の赤ちゃん返りはありましたが、就寝時間に問題になることはありませんでした。長男がセルフねんねできていたことが本当に良かったと、当時も今も思います。
(ちなみに次男は生まれた日からセルフねんねの種まきをして育てたため、退院してからずっとセルフねんねをしています。)
長男・次男を同室にして失敗!
とはいいつつも、我が家にも、もちろん失敗談はあります!
それは兄弟(長男、次男)を同室にしたころのことです。
次男が1歳3ヶ月、長男が3歳半の時に、長男と次男を同じ寝室にしました。
きっかけは、そろそろ兄弟同じ部屋で寝てほしいと夫婦の希望があったこと、日本滞在中(夏休みに日本の実家に滞在した際)に親子川の字で添い寝をし兄弟が同じ部屋で寝る経験ができたので、それを機に次男のベビーベッドを長男の部屋に移しました。
事前に子ども達には、長男の部屋に次男が来ることを毎日繰り返し伝え、心の準備をしてもらいました。ルーティンをしたら静かに自分のベッドにいること、朝は目覚めてもママがお部屋に来るまで静かにしていることと、お約束を決めました。
しかしながら、幼児さんあるあるでお約束を守るのは難しく、どちらかが泣き出したり、ベッドを脱出して二人でふざけ合ったり・・・
兄弟同室で寝ることに慣れるまでの数ヶ月の間、私が同じ寝室で寝たこともありました(子ども達はベッド、私は床にマットレスを敷いて寝ていました)。
その後は兄弟を同室にしたり、別室にしたり、その時の状況により柔軟に変えてきました。
「弟がうるさい」や「兄が朝早く起こす」等の苦情が出れば別室にしてみたり、ほとぼりが冷めたらまた同室に戻してみたり、ということを数年間繰り返して現在に至ります。
現在6歳と8歳になりましたが、ここ1年ほどはきょうだい同室で安定しています。本人たちが成長したこともありますが、次男が先に寝て(長男は別室で読書)から長男が部屋に入り寝る、という順番で就寝するのが定着しました。
子どもの性格、年の差などご家庭によりますが、きょうだい同室は我が家にとっては、乗り換える壁が多かったと感じています。
ねんねbaseは赤ちゃんねんねの専門家が集う
寝かしつけプラットフォーム
ねんねのプロへのご相談は
↓↓↓
2人目が生まれる際の寝室パターン7つ
ここまで我が家の寝室をご紹介しましたが、実は、寝室の形はご家庭のニーズにより異なってきます。
ここからは、2人目が生まれる際の寝室パターンを7つ紹介していきますが、どの方法においても前提となる事柄は以下です。
【前提条件】
新生児から生後7、8ヶ月までは夜間授乳が必要。
生まれてから半年前後は、小さな赤ちゃんの胃袋は3~4時間おきに授乳が必要になります。哺乳瓶で授乳する場合は、パパもできますが、直母の場合はママが赤ちゃんと同室の方が授乳しやすいです。
米国小児科学会では生後6ヶ月までは安全のため親子同室を推奨しています。これはすぐ隣に赤ちゃんがいることで異常に気がつきやすいからです。ただし親子同室であっても、窒息等の事故を防ぐために寝床は分けることが推奨されています。
7つの寝室パターンとそのメリット・デメリット
①家族全員同室
②上の子、下の子、母親が同室、父親だけ別室
③きょうだい同室、両親は別室
④上の子は両親と同室、下の子は1人部屋
⑤上の子は1人部屋、下の子は両親と同室
⑥上の子は父親と同室、下の子は母親と同室
⑦上の子は母親と同室、下の子は父親と同室
メリット | デメリット | |
① | ・上の子はママと一緒にいられるので心の安定につながることがある ・母親が夜間授乳(特に直母で授乳の場合は)、同室に居るので気がつきやすく対応しやすい | ・上の子が、新生児の夜間の泣き声で起きる可能性がある |
② | ・上の子はママと一緒にいられるので心の安定につながることがある ・母親が夜間授乳(特に直母で授乳の場合は)、同室に居るので気がつきやすく対応しやすい | ・上の子が、新生児の夜間の泣き声で起きる可能性がある |
③ | ・夫婦の時間が取れる ・両親の良質な睡眠確保につながる | ・上の子が、新生児の夜間の泣き声で起きる可能性がある ・新生児の異常に気がつきにくい ・夜間授乳の対応が大変になる |
④ | ・上の子と両親の良質な睡眠確保につながる ・上の子の心の安定につながることがある | ・新生児の異常に気がつきにくい ・夜間授乳の対応が大変になる |
⑤ | ・上の子の良質な睡眠確保 ・母親が夜間授乳(特に直母で授乳の場合は)、同室に居るので気がつきやすく対応しやすい | ・上の子がやきもちをやく可能性がある |
⑥ | ・上の子、父親の良質な睡眠確保 ・母親が夜間授乳(特に直母で授乳の場合は)、同室に居るので気がつきやすく対応しやすい | ・上の子がやきもちをやく可能性がある(ママと一緒がいい) |
⑦ | ・上の子、母親の良質な睡眠確保につながる ・上の子はママと一緒にいられるので心の安定につながることがある | ・父親が夜間授乳の対応をするため夜間に不在なことが多い父親には不向き |
どんな寝床にしても一長一短はあるので、住宅環境やパパの在宅時間、上の子の気質、ママの希望を考慮していきましょう。上手くいかなければあとから変更すればよいですし、赤ちゃんの成長、上の子の成長とともに状況は刻々と変化するはずですので、その時その時に合わせて寝室の形態を変えていくと良いと思います!
次回は、きょうだいの寝かしつけ~どの順番がいい?~ についてお届けします。
【著者】ねんねのプロ・ライト光
ねんねbaseでは新生児からの寝かしつけを学ぶ
動画eラーニング発売中!
学んで実践!わからない時や不安な時は
プロに相談できる無料相談付き!
・baseメソッド「新生児から3ヶ月編」
・baseメソッド「4ヶ月〜14ヶ月編」
・baseメソッド「ねんね安心セット」
↓詳細は以下画像をタップ↓