保育園入園が決まり「うちの子、ちゃんと寝られるかな?」「職場復帰もするのに夜泣きしたらどうしよう」とねんねの不安がある方もいらっしゃいますよね。
保育園入園前後にねんねの乱れを最小限にするためにできることを、保育園での勤務経験もある小児科看護師でありねんねのプロのロブソン夕陽が自分の経験もふまえてお伝えします。

このコラムを参考にして、楽しく保育園生活を送ってくれますように。ママのお仕事復帰も応援しています!

入園に向けてやった方がいいこと
まず、入園が決まった時から意識していけることをご紹介します。
1.朝起きる時間を入園後の生活に合わせる
入園後のスケジュールに合わせて朝早めに起きるようにしておくと、入園後の生活にスムーズに移行できます。
もし今の起床時間が入園後の起床時間と大きくずれている場合は、2週間〜1ヶ月ほどかけて前倒しにしていきましょう。
2.夜泣き・寝かしつけの改善
もし今お子さんの夜泣きや寝かしつけに困っているという場合は、入園前に改善しておくことをお勧めします。
連日の夜泣き対応による寝不足で出勤するとなると、ママパパの体調にもメンタルにも仕事のパフォーマンスにも影響が出てしまいます。お子さん自身も夜ぐっすり眠れている方が保育園で元気に遊びたくさんのことを吸収できます。
夜泣き寝かしつけ改善には体力や時間が必要なこともあるので、入園前の少しでも余裕のあるうちに最大限改善しておきましょう。改善のヒントは過去のねんねbaseのコラムにも載っているのでぜひ参考にしてみてくださいね。
3.子どもに予告する
これまで産まれてからずっと、お家でママやパパと過ごしてきたのに、保育園に通うことになるというのは子どもにとってはとんでもなく大きな変化!
事前にしっかり言葉で説明してあげてくださいね。まだ話さない子でも、しっかり親の言葉を聞いています。
「今度から毎日保育園に行くよ」「たくさんお友達がいて、楽しい遊びができるよ」とポジティブな言葉で説明してあげるのがお勧めです。
お散歩がてら保育園前まで行って、見せながら説明してあげるのもいいでしょう。
4.サポート体制の確認
入園後はとにかく風邪を引きます。信じられない頻度で引きます…笑
一例ですが、私の長男が早退も休みもせず週5日フルで通えたのは6月の最終週でした。
急な呼び出しにママパパどちらが対応するのか?どちらが仕事を休むのか?祖父母の助けは得られるのか?利用できそうな病児保育などは近所にあるか?など、事前に確認&イメトレしておくと、焦らず対応できるかと思います。
ねんねbaseでは新生児からの寝かしつけを学ぶ
動画eラーニング発売中!
学んで実践!わからない時や不安な時は
プロに相談できる無料相談付き!
・baseメソッド「新生児から3ヶ月編」
・baseメソッド「4ヶ月〜14ヶ月編」
・baseメソッド「ねんね安心セット」
↓詳細は以下画像をタップ↓
?-3-1024x576.jpg)
入園に向けてやらなくていいこと
1.お昼寝の回数を減らす
保育園では12:00〜15:00ごろをお昼寝タイムとしているところが多いです。
ですが、1歳半くらいまでのお子さんは、まだ午前午後と複数回お昼寝をしている子もいらっしゃいますよね。
「入園後の生活に合わせてお昼寝を減らした方がいいのかな?」と思われるかもしれないですが、無理する必要はありません。入園後にだんだんと適応していきますよ。園によっては、最初のうちは子どものペースに合わせて朝寝や夕寝をさせてくれる場合もあります。気になる場合は園に相談してみてくださいね。
2.お昼寝の寝かせ方を変える
「うちの子抱っこや授乳でしか寝ないけど大丈夫かな…?」「普段セルフねんねだから寝られないかも…」というご不安を抱えている方も多いと思います。
でも、大丈夫です!
保育士さんたちはプロフェッショナル。時間をかけて、保育園での寝方を習得させてくれます。
子どもも、園では園の寝方、家では家の寝方、と区別します。
ちなみにセルフねんね派だった私の長男は、トントンの順番待ちの間に一人で寝ていることが多かったようです。トントンで寝かしつけてもらうこともありましたが、自宅ではセルフねんねを継続できていましたので、安心してくださいね。(もちろん、自宅でセルフねんねを継続するために少し対策はしていましたが)
3.明るい部屋で寝かせる練習
こちらのコラムをご覧になっている方は、質のいいお昼寝のために真っ暗な環境で寝かせている方も多いのではないでしょうか。
「入園後のお昼寝に向けて明るい部屋でも寝る練習をした方がいいのでしょうか?」というご相談をいただくこともあります。でも、子どもは慣れていくので大丈夫。周りの子が寝ているとつられて自然と眠くなりやすいです。
また、保育園のルーティーンやリズムが身についていずれおうちとは異なる環境でも、眠れる習慣がつきます。お休みの日などは引き続き、暗い部屋で質の良いお昼寝をとらせてあげてくださいね!
4.断乳
1歳前後のお子さんをお持ちの方は、「入園にむけて断乳しようかな…」と迷われる方も多いかと思います。
でも、入園するからといって必ずしも断乳する必要はありません。日中は保育園で飲めなくても、起床〜登園までのあいだや、お迎え〜就寝までのあいだのみ授乳を残すことはできます。
入園後の不安な気持ちを癒すスキンシップとしても活用できますし、保育園の洗礼とも言われる怒涛の体調不良時にも授乳は便利です。体調が悪いと飲まず食わずになりやすい赤ちゃんの水分補給として役立ったり、うまく寝付けない時の最終奥義として使えたり(笑)。
ただ、もし夜の頻回授乳に悩まされている場合は、入園前に夜の授乳だけをやめておくこともおすすめです。
夜間断乳についてはこちらのコラムを参照↓

入園後のねんねを乱さないコツ
ここまで、入園前にやった方がいいこととやらなくていいことを書いてきましたが、それでもやはり保育園では疲れて帰ってくることがデフォルト!夜泣き対策として、以下を意識してみていただきたいです。
1. 帰宅後、臨機応変に対応
入園後、慣れない場所で全然昼寝ができない、お友達の泣き声で起きてしまって短時間しか寝られない、という場合があります。
お昼寝不足だと疲れすぎてしまい、夜にうまく寝つけずに寝ぐずりしたり、やっと眠れても睡眠の質が悪く夜泣きしやすくなってしまいます。
そうならないための対策は2つ!
「夕寝をさせる」or「早めに就寝させる」。
もしお迎え後、帰宅までの間に抱っこなどで寝られる場合は、15〜30分寝かせて疲れを取ってあげましょう。帰宅後に授乳で寝かせたり、暗い部屋でハグしてゆっくり過ごすのもオススメです。
「眠そうだけど寝ない!」「意外と元気!」という場合には夕寝は諦めて早め就寝に切り替えましょう。ごはんは食いつきのいいものをあげて、お風呂はシャワーでささっと、家事は無理せず早めに寝かせること優先にしてみていただきたいです!
2.週末にお昼寝たっぷり
普段お昼寝を午前午後と2回しているけど、保育園では1回だけという場合があります。
平日は疲れているので、その分週末は、その子に合ったリズムで2回させてあげてOKです。
「それより、朝にゆっくり寝かせてあげたい…」と思われるかもしれないですが、朝はいつも通りの時間に起床して活動を始めてほしいです。起きる時間がずれると体内時計がずれてしまうので、平日と同じ時間に起き、お昼寝をたっぷりさせてあげるのがオススメです。
3.スキンシップ
子どもにとって初めての社会生活。とっても疲れるし、不安な気持ちで帰ってきます。
忙しくてバタバタとしがちですが、1日20秒でもスキンシップの時間をとってあげることをおすすめします。
スキンシップによりオキシトシン(幸せホルモン!)が分泌されると夜間には睡眠ホルモンの分泌が促進されたり、リラックスすることでぐっすりねんねに繋がります。
お風呂のなかでハグしたり、保湿剤を塗りながらマッサージをしてあげたり、生活の中にスキンシップタイムをルーティーン化して取り入れるのもオススメです。
夜泣きが始まったら?
ここでお伝えしたことを実践してもなお、入園したら夜泣きが始まった!!
そんな場合は、まず、寝やすい環境になっているか寝室環境を見直してみてください。
また、 夕方のスケジュールを見直して、疲れすぎていない状態で寝付けているか確認してみてください。
それでも夜泣きが続いてしんどかったら、ねんねbaseにいる頼もしいねんねのプロたちが一緒に原因を探し改善に向けてサポートします。ぜひ頼ってくださいね。

長男が1歳1ヶ月で保育園入園が決まった時は「本当にこの選択が正しかったのだろうか?」とセンチメンタルな気持ちになりました。それと同時に「ここまで整えてきた睡眠習慣が崩れてしまうのではないか?」という不安も。
たしかに、夜泣きする日もありましたし体調不良でどうしようもない夜もありました。
でも、一度ねんねは乱れてもまた整えていけます。どうか恐れすぎずに、そして入園までの貴重な日々を、楽しんで過ごしていただきたいです♡
\お知らせ/
ねんねbaseでは、
新生児からの寝かしつけを動画で学ぶ、eラーニングを発売中!
学んで実践!わからない時や不安な時はプロに相談できる無料相談付き!
・baseメソッド「新生児から3ヶ月編」
・baseメソッド「4ヶ月〜14ヶ月編」
・baseメソッド「ねんね安心セット」(新生児から14ヶ月まで)
ネントレはプロに伴走してほしい!
そんな方には長期コンサルプランがおすすめ
1時間かけていた寝かしつけも「0秒」に!